【侍ジャパン】見えてきた、開幕スタメン「笑う選手、泣く選手」
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侍ジャパンは4日に行われた壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023」中日戦(バンテリンドーム)に4ー1と勝利。投げては本戦でも先発が予想される佐々木朗希(21)が最速165キロを記録する場面もあるなど、球場をわかせた一方で、注目を集める野手の起用については新たな動きがあった。
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先発した佐々木は初回に自己最速を更新する165キロをマークするなどエンジン全開。これには戦況をベンチで見守っていた大谷翔平(28)が思わず笑顔になって驚く場面もあった。
一方で野手のオーダーは壮行試合4試合目にして、大きく組み替えてきた。1番にはここまで起用されてきた山田哲人(30)を外して、「1番・右翼」に近藤健介(29)を起用。1番起用された近藤は3打数2安打1打点と求められた仕事をしっかりこなした。「2番・遊撃」には中野拓夢(26)、「5番・三塁」には岡本和真(26)を起用。守備位置に関してもここまで続けてきた「遊撃・源田」「三塁・村上」とは違った形のオプションを試す形となった。
そして存在感を示したのは5番起用となった岡本和だ。7回、先頭で打席に入ると中日・柳裕也(28)の甘く入った初球を捉えて、左翼席に運んだ。侍ジャパンにとってはこれがチーム初の本塁打。「一発で仕留められたという部分では良かったと思う」としながら、「しっかり準備していきたい」と前を見据えた。
壮行試合4試合すべてで打点を記録するなど調子を上げてきている。13打数5安打6打点。チームでは岡本和とこの日の試合で1番起用された近藤の状態の良さが目立っており、WBCでも開幕スタメンが有力視されている。