問題は金ではなく過酷な環境? サウジアラビア移籍のスペイン代表DFが隠さなかった不満「ヨーロッパはもっと面倒を見てくれる」

タグ: , 2024/1/21

 アル・ナスルとの契約は26年6月まで。ゆえに退団は「現時点で考えてはいない」という。しかし、ラポルトは「こんな短期間で不満を抱えているのだから、今後、どうすればいいかとは思う。その時期はまだ来ていないけど、こんな状況が続けば、将来的にそのようになる可能性はある」とヨーロッパへの復帰を示唆。そして、環境に対する苛立ちを隠そうとはしなかった。

「正直に言えば、僕がここに来た理由はサッカーのためだけじゃない。経済的な部分だけじゃなくて、その先にあるものも求めているんだよ。生活の質という点でも、ここでは1日3時間は車に乗らなきゃいけない。ほんとはもっと違うものを期待していた。リヤドは車に乗っている時間が本当に無駄に思う時がある」

 いまやリーグのアイコンとなったクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)を筆頭に、ここ1年で多くのスターを国内に招き入れたサウジアラビア。しかし、ラポルトの証言を聞くに、金に糸目を付けぬ手法だけでは、ヨーロッパのトップリーグに追いつく日は遠いのかもしれない。

 サウジアラビアで発足した「メガリーグ構想」。そのメッキが剝がれかけている。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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