直接対決!B1リーグ・チャンピオンシップのホーム開催を懸け、三河と大阪が熱戦
5月8日(土)・9日(日)、B1リーグ・第29節の代替試合が行われ、西地区3位のシーホース三河と2位大阪エヴェッサが対戦した。
GAME1は、立ち上がりから激しい点の取り合いに。3Qまでは一進一退の展開となったが、4Qに入り大阪に主導権を握られた三河は、悔しい敗戦。CSホーム開催を逃した。
しかし、GAME2で意地を見せた三河。金丸が22得点、シェーファーが19得点19リバウンドとチームを牽引し、川村、ガードナー、熊谷、長野も2ケタ得点を記録するなど、チーム一丸で勝利を掴んだ。
―試合結果―
2021年5月8日(土)
三河 ● 90 – 102 〇 大阪
(三河通算成績33勝21敗)
1Q 三河 26–29 大阪
立ち上がりから熾烈な点の取り合いに
スターティング5は、#5コリンズワース、#7長野、#14金丸、#15根來、#32シェーファー。
序盤から大阪に#55ハレルソンの3Pシュートなど高確率にシュートを決められて追う展開となるが、#32シェーファーの連続得点、#7長野のファストブレイク、#5コリンズワースのリバウンドで対抗。9-13で迎えた開始4分、#14金丸が難しい体勢からフェイダウェイをねじ込むと、その1分後に#32シェーファーのスクリーンを使って3Pシュートを射抜いて逆転。さらに#32シェーファーのスティールから、#14金丸が立て続けに3Pシュートで仕留めて11連続得点で一気に7点のリードを奪う。
しかし、タイムアウトの後、より高さを強調してきた大阪に#41スタツのオフェンスリバウンドから得点を積み上げられ、3点のビハインドで1Qを終える。
2Q 三河 46–45 大阪(三河 20–16 大阪)
高橋、熊谷がアグレッシブなプレーでリードを奪う
スタートは、#5コリンズワース、#11熊谷、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
開始早々、#11熊谷のドライブ、#14金丸の3Pシュートでリードを奪う。守備でも1Q同様に#41スタツを中心にインサイドを強調する大阪に対し、リバウンドで互角に渡り合い得点を与えない。
その後はオフェンスが重くなり、大阪#55ハレルソンの連続得点で再びリードを許すが、#5コリンズワースのリバウンド、#11熊谷の力強いアタックで流れを渡さず、#8高橋の3Pシュートで逆転してオフィシャルタイムアウトを迎える。
#54ガードナー、#5コリンズワースのポストアップからオフェンスを展開し、#11熊谷、#8高橋が得点して突き放しにかかるが、大阪も好調なアウトサイドシュートで対抗。熾烈なシーソーゲームの末、1点リードで試合を折り返す。
3Q 三河 70–74 大阪(三河 24–29 大阪)
意地がぶつかり合う、一進一退のクロスゲームが続く
スターティング5は、#3柏木、#5コリンズワース、#8高橋、#14金丸、#32シェーファー。
大阪が#8角野のアタックで先行すれば、三河は#8高橋が3Pシュートですぐに返上。後半に入っても激しい主導権争いが続く。
大阪に得意のファストブレイクで4点リードされるも、#3柏木の3Pシュートで盛り返し。大阪#55ハレルソンが7連続で得点すれば、#5コリンズワース、#32シェーファー、#8高橋の3連続3Pシュートで引き下がらない。逆転に次ぐ逆転で1ポゼッション差の互角の展開に持ち込むも、終了間際に大阪#41スタツにファストブレイクを決められ4点差で最終Qへ突入した。
4Q 三河 90–102 大阪(三河 20–28 大阪)
悔しい敗戦、CSクォーターファイナルのホーム開催ならず
スタートは、#1川村、#3柏木、#11熊谷、#8高橋、#54ガードナー。
#3柏木のカットイン、3Pシュートの連続得点で1点差に詰め寄るが、大阪#8角野にファストブレイクから立て続けに得点されて勢いを与え、開始4分#25ニュービルの3Pシュートで77-86と9点のリードを許す。
それでもオフェンスリバウンドを奪った#5コリンズワースがバスケットカウントをもぎ取り、ディフェンスリバウンドから#32シェーファーが走って4点差まで追い上げるが、その後も大阪の得点を止められず、残り3分に#33ブラウンの3Pシュートで二桁点差をつけられる。
力強いホームの大声援を受け最後まで勝利への執着心を出したが、大阪に走る展開に持ち込まれ、残り39秒に#33ブラウンのダンクで15点ビハインドに。最終スコア90–102で敗れて西地区3位が確定し、CSクォーターファイナルのホーム開催を逃した。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
前半は我々がやろうとしたことがしっかりできて、良い感じで終われました。しかし、後半途中から徹底できなくなり、相手の得意なことをやらせてしまったと思います。
残念なことに、また今日けが人を出してしまって、インサイドのプレーヤーが2人しかいなくなってしまったんですけれども、明日の試合もできるメンバーで良い終わり方ができればと思っています。
大阪エヴェッサ 竹野明倫アシスタントコーチ 試合後コメント
アウェーの地で、チャンピオンシップのホーム開催決定、西地区2位という結果が出せて非常に嬉しく思います。
しっかり調整して、チャンピオンシップに臨みたいと思います。