B1リーグ・シーホース三河、茨城と白熱の戦いを繰り広げる
シーホース三河は、1月28日(土)、29日(日)に茨城ロボッツをスカイホール豊田に迎えて、戦った。
28日の第1Game、第1Qは茨城の立ち上がりの良さからいきなり6点のリードを許すも、タイムアウト後に西田がジャンプシュートから得点。段々とテンポを取り戻していく。途中ガードナーが10得点をあげるなど粘り強く食らいついたが、14-25と11点のビハインドで終える。
第2Qも一進一退の攻防を続ける中、加入まもないミラーが豪快なワンハンドダンクを決めるなど見せ場も。前半だけでガードナーは19得点、ミラーが12得点と積極的な攻撃で食い下がるも37-48と点差は縮まらず終了。
迎えた第3Q、茨城のシュートは好調で最大得点差となる16点差をつけられると、さらに相手選手との接触からガードナーがベンチに下がるなど、苦しい展開が続く。オフェンスの柱が不在となる中、全員が体を張ってオフェンスリバウンドを獲得、セカンドチャンスを生み出していく。57-67で終了。
じりじりムードで迎えた第4Q、開始早々にミラーが得点。シェーファーが体を張って茨城の攻撃を防ぐなど、必死のディフェンスを見せるが、肝心のシュートが決まらず点差を詰められない。しかしタイムアウト後に西田やミラーが得点を重ね、残り2分半で74-75とついに1点差に。残り1分半となりジャワトがゴール下に飛び込み、値千金のオフェンスリバウンド。さらにミラーがドライブから得点し、スコアは80-80とついに同点に。試合はオーバータイム突入となった。
オーバータイムに入り、開始早々に茨城・ケネディに3Pシュートを決められるもガードナー、長野の連続得点で追い上げる。92-93と1点を追う中、残り16秒で西田がフリースローを2本とも決めて、3度目の逆転に成功。熱気が最高潮に達する中、残り2・1秒で茨城・タプスコットに再度逆転となるシュートを許し、94-95と悔しい敗戦となった。
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迎えた29日のGame2、前日に1点差で敗れた悔しさを晴らすべく、第1Q、ガードナーが西田とのピックアンドロールでファーストショットを決めると、その後も長野がコーナースリーを決めるなど躍動。15-12で終了。
続く第2Q、ミラーが3Pシュートを決めるなどリードを広げることに成功。前日の反省からこの日はディフェンスの強度をあげ、茨城の追撃を許さない。35-26と9点リードで終える。
迎えた第3Q、シェーファーの3Pシュート、長野がレイアップシュート、さらにガードナーのアシストから西田と連続で得点、一時リードを16点差に広げる。しかし、茨城もペースを取り戻し、段々と差を縮めるも最終的に56-51とリードを保ったまま、3Qを終えた。
第4Q、嫌なムードを断ち切ったのは、西田だった。1対1を仕掛けて決めきると、その後に長野がサーカスショットをイン。66-59と7点リードでオフィシャルタイムアウトを迎える。タイムアウト明けはガードナーを起点に攻め、有効に時間を活用。最終的にシェーファーが17得点9バウンド、ガードナーが19得点9バウンドと2人のビッグマンが躍動。今シーズンのスカイホール豊田のラストゲームを74-65で勝利した。
―試合結果―
2023年1月28日(土)
三河 ● 94 – 95 〇 茨城
(三河通算成績 11勝22敗)
1Q 三河 14–25 茨城
茨城のトランジションオフェンスからリードを許す展開に
スターティング5は、#7長野、#10オルストン、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
茨城のシュートタッチが良く、開始早々に0-6のランを許してしまう。
タイムアウト後に#19西田がジャンプシュートから得点。その後もブロックショットを見せるなど、徐々にテンポを取り戻していく。
開始4分半には、#54ガードナーが難しい体勢からフェイダウェイを決める。ここまで得点ランキング4位の#54ガードナーはこの日も好調で、オフェンスの起点となって得点を重ねていく。
しかし、ディフェンスリバウンドを拾われてからのトランジションオフェンスに苦しめられ、11点のランを許すなど、少しずつ点差が開いてしまう。
3Pシュートも決まらず我慢の時間帯が続いたが、#54ガードナーが10得点を上げるなど粘り強く食らいつき、14-25の11点ビハインドで1Qを終える。
2Q 三河 37–48 茨城(三河 23-23 茨城)
ガードナーが奮闘し、前半だけで19得点を記録
スタートは、#1中村、#7長野、#19西田、#30ミラー、#54ガードナー。
#30ミラーと#54ガードナー、2人のビッグマンを中心に攻め、少しずつペースを呼び込む。開始3分には、#30ミラーが元NBAプレイヤーらしい豪快なワンハンドダンクを決めて23-30に。
途中でコートに入った#3柏木がディフェンスでファイトし、#30ミラーもハードなディフェンスを継続。#18角野がサインプレーからドライブで得点するなど、加入して間もない外国籍選手も多い中、連携した攻撃も徐々に生まれてくる。
前半だけで#54ガードナーが19得点、#30ミラーが12得点を記録するが、茨城のシュートが1Qに引き続き好調で、点差を詰めるまでには至らず37-48で2Qを終える。
3Q 三河 57–67 茨城(三河 20-19 茨城)
ガードナーがベンチに下がるも全員リバウンドで食らいつく
スタートは、#7長野、#10オルストン、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
後半に入っても茨城のシュートは好調で、この日の最大得点差となる16点のビハインドを背負ってしまう。さらに開始2分半、相手選手との接触から#54ガードナーがベンチに下がることに。
オフェンスの柱が不在の中、全員が体を張ってオフェンスリバウンドを獲得し、セカンドチャンスを生み出していく。
そのチャンスを決め切れずスコアを伸ばすのに苦しむが、その分ディフェンスでファイトし、これ以上のリードを許さない。
残り3分半には、#7長野がディフェンスから相手のミスを誘い、流れは少しずつ三河へ。#19西田のアシストから#30ミラーにダンクが生まれ、さらに速攻から#10オルストンが得点し、残り1分半で一桁得点差に戻す。最終的に57-67で3Qを終える。
4Q 三河 80–80 茨城(三河 23-13 茨城)
ジャワトが値千金のオフェンスリバウンド。試合はオーバータイムへ
スタートは、#3柏木、#10オルストン、#18角野、#30ミラー、#32シェーファー。
開始早々に#30ミラーが得点し、点差は再び一桁に。#32シェーファーが体を張って茨城の攻撃を防ぎ、#18角野がアタックして得点。その後もいい形を作るが、シュートがリングに嫌われて点差を詰められない。
オフィシャルタイムアウト直前、茨城#21ジェイコブセンに痛恨の3Pシュートを許してしまい再び10点差に。
タイムアウト後に#19西田や#30ミラーが得点を重ね、2ポゼッション差に詰め寄る。ホームアリーナの雰囲気が後押ししたのか、茨城のシュートも落ち始め、残り2分半で74-75とついに1点差に。
残り1分半、#54ガードナーのシュートは外れるも、#13ジャワトがゴール下に飛び込み値千金のオフェンスリバウンド。セカンドチャンスで#30ミラーが3Pシュートを決めて77-75と逆転。
残り時間は1分を切り、緊張した時間が続く。残り8.5秒で78-80。最後のチャンスで、#30ミラーがドライブから得点し、スコアは80-80。最大16点差を追いつき、試合はオーバータイム突入となった。
OT 三河 94–95 茨城(三河 14-15 茨城)
残り2.1秒で逆転を許してしまい、悔しい敗戦
スタートは、#7長野、#13ジャワト、#19西田、#30ミラー、#54ガードナー。
開始早々に茨城#1ケネディに3Pシュートを決められるなど、反撃を食らってしまい、7点のビハインドを追う。
#54ガードナー、#7長野の連続得点で追い上げ、残り56秒で#30ミラーが3Pシュートを決めて、92-90とこの日2度目の逆転。しかし、すぐさま茨城#8多嶋に3Pシュートを許してしまい、92-93と再び1点ビハインドに。
残り16秒、リバウンド争いから#19西田がフリースローを獲得。緊張した空気の中、見事に2本とも決めて、3度目の逆転。
茨城のラストプレーを必死で守ったが、残り2.1秒で茨城#11タプスコットに得点を許し、94-95で試合終了。苦しい時間帯を耐えて脅威の追い上げを見せたが、悔しい敗戦となった。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
少し噛み合わないところはありますが、出だしが良くない中、カムバックして選手たちはよく頑張ったと思います。
シュートが入らなかったのですが、リバウンドに対しての執着がありました。負けたのは残念ですが、色々なところで良い部分が出てきたので、これからが楽しみです。
明日も試合があるので頑張りたいと思います。