B1リーグ・シーホース三河、大阪エヴェッサと一進一退の攻防
シーホース三河は、3月25日(土)、26日(日)、ホームのウィングアリーナ刈谷で大阪エヴェッサと2連戦を戦った。
25日に行われたGame1、第1Q、三河はミラーの3Pシュートで幸先よく立ち上がるも、すぐさま大阪に2連続で3Pシュートを決められてしまう。大阪の強度の高いディフェンスに苦戦し、どんどんとリードを広げられる。13-21で終了。
第2Qも劣勢を強いられる中、西田がドライブで切り崩してフリースローを決める場面もありながら、インサイドで主導権を握る大阪のオマラ、ハントに得点を重ねられる。西田の3Pシュートとドライブの連続得点で28-35まで追い上げるシーンもありながら、大阪・ブラウンの連続得点などで突き放され、30-43で終了。
苦しい展開を何とか打破したい第3Q、一時はミラーのフェイダウェイ、オルストンのファストブレイクで4点差に迫る。しかしその後はシュートも決めきれず、残り1分半に大阪・ブラウンのファストブレイクで点差を二桁に広げられる。48-59で終了。
迎えた最終Q、中村の3Pシュート、ミラーとガードナーのゴール下などで追撃するも、点差を縮められない。最後もオルストンのキックアウトから角野が3Pシュートなどで意地を見せるも66-86と大差で敗戦した。
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迎えた26日のGame2、第1Qは大阪にバランスよく得点され、シェーファーが負傷するアクシデントもあり、一時は0-10とリードを許す。その後は西田のドライブにミラーが合わせ、西田のスティールからミラーがファストブレイクで加点して4点差に迫るも、15-20で終了。
第2Q、大阪・竹内の3Pシュートで先制されるが、ミラーが3Pシュートで返上。大阪・オマラに決められるとすぐさまガードナーが反撃と一進一退の攻防を続ける。ロースコアな守り合いの展開の中、細谷がドライブで切り裂いて3点差に詰め寄るが、相手反撃を許し、28-35で終了。
第3Qは三河が反撃スタート。長野、中村が立て続けに3Pシュートを決めると前日の試合で課題だったリバウンドを全員で粘り強く勝ち取り、ミラーのファストブレイクなどで開始3分半に2点差に詰めよる。残り4分半には長野のスティールからミラーが3Pシュートを決め、43-42と逆転に成功。会場は大声援に包まれる。ミラーの3Pシュート、ガードナーのフリースロー、西田の3Pシュートで一気に52-44とリードを広げる
最終Qも激しい争い、大阪はニュービルを強調、ワンポゼッション差に詰められるが、ミラーがバスケットカウントを決めて、突き放す。その後は残り4分に西田の3Pシュートなどで65-55と抜け出す。大阪も合田が7得点をあげるなど反撃するも、ガードナーがボーナススローを決め、着実に点を重ねていく。最後は残り7秒、長野が3Pシュートを射抜き、リードを10点に拡大。72-62で勝利、前日の借りを返した。
―試合結果―
2023年3月25日(土)
三河 ● 66 – 86 〇 大阪
(三河通算成績 17勝27敗)
1Q 三河 13–21 大阪
大阪のディフェンスに苦しめられ、リズムをつかめず
スターティング5は、#7長野、#10オルストン、#19西田、#30ミラー、#32シェーファー。
#30ミラーの3Pシュートで幸先良く先制点を挙げるも、大阪に2連続で3Pシュートを決められて逆転を許す。#32シェーファーのゴール下、#7長野の3Pシュートでリードを奪い返すが、大阪の強度の高いディフェンスに苦戦し、#25ニュービルの3Pシュートとファストブレイクの連続得点で再逆転される。
アウトサイドシュートがリングに嫌われて約6分間スコアを動かせず、8-17とリードを広げられるが、ディフェンスで我慢して、#54ガードナーがバスケットカウント、#10オルストンのドライブで食い下がり、8点ビハインドで1Qを終える。
2Q 三河 30–43 大阪 (三河 17–22 大阪)
西田 11得点と奮起するが、点差を二桁に広げられる
スタートは、#4細谷、#18角野、#19西田、#30ミラー、#54ガードナー。
開始早々、大阪#54オマラのゴール下、#31木下の3Pシュートで13点差をつけられる。
劣勢を強いられる中、#19西田がドライブで切り崩してフリースローを獲得。フリースローのリバウンドを#54ガードナーが押し込んで反撃するが、インサイドで主導権を握る大阪#54オマラ、#24ハントに得点を重ねられる。
それでも#19西田はアグレッシブにリングに向かってバスケットカウントをもぎ取り、なんとか流れを変えようと奮闘するが、大阪#22飯尾が3Pシュートを決め返して点差を詰めさせない。
#19西田の3Pシュートとドライブの連続得点で、残り3分半に28-35まで追い上げるも、タイムアウトで立て直した大阪に#33ブラウンの連続得点などで突き放され、残り1分半に#25ニュービルのドライブで点差を15点に広げられる。#54ガードナーのダンクで返上し、13点差で後半を迎える。
3Q 三河 48–59 大阪 (三河 18–16 大阪)
ミラー 11得点で4点差に迫るが、再び二桁に引き離される
スタートは、#7長野、#10オルストン、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
#19西田がドライブでこじ開け、#30ミラーがゴール下の合わせでバスケットカウントを獲得。ディフェンスで粘って速い展開に持ち込み、#30ミラーのフェイダウェイ、#10オルストンのファストブレイクで4点差に迫る。
しかしその後はシュートを決め切ることができず、再び大阪に流れが傾きかけるも、#10オルストンの1on1で盛り返し、#30ミラーのダンクで43-47の4点差に追い上げる。
大阪も#20合田の3Pシュートで簡単には崩れず。#25ニュービルを中心に攻撃を組み立てて、残り1分半に#33ブラウンのファストブレイクで点差を二桁に広げられる。
#30ミラーの連続得点で渡り合うが、終了間際に大阪#14橋本に3Pシュートを決められ、11点差で最終Qへ。
4Q 三河 66–86 大阪 (三河 18–27 大阪)
大阪の勢いを止められず、20点差で完敗
スタートは、#1中村、#3柏木、#4細谷、#30ミラー、#54ガードナー。
大阪#14橋本、#54オマラに先手を取られ、15点のビハインドを背負う。
#1中村の3Pシュート、#30ミラーと#54ガードナーのゴール下で追撃するが、大阪#14橋本に連続得点を浴びて点差を縮められない。
シュート確率が上がらない中、大阪の得点の得点を止めることができず、開始5分に#25ニュービルの3Pシュートで20点のビハインドを背負う。
#10オルストンのキックアウトから#18角野が3Pシュートを射抜き、#54ガードナーもスティールからのワンマン速攻で得点するなど意地を見せたが、大差を挽回するには至らず、66–86で敗戦した。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
ディフェンスの部分ではある程度やろうとしたことはできたのですが、オープンなシュートが入らなかったので、無理なオフェンスをしてしまいました。
そこで我慢できれば良かったのですが、無理なシュートをして、ファストブレイクを出されるなど、相手の得意なことをやらせてしまい、最終的には相手のやりたいことをやらせてしまったというゲームでした。
明日は切り替えて、リバウンドなど地道なところでもっと頑張って、オフェンスをもっと楽にできるように、しっかり、今日とは違う形で頑張りたいと思います。