シーホース三河、東地区の強豪千葉ジェッツとのホームでの対戦を1勝1敗で乗り切る
シーホース三河は3月1日(土)、3月2日(日)、バイウィーク明けのホームゲームで東地区の強豪千葉ジェッツと対戦した。
Game1、両者が激しく点を取り合うハイスコアゲームに。残り1分半に10点ビハインドを背負う中、選手・ブースターが一体となり1点差まで肉薄するがあと一歩届かず、悔しい敗戦となった。
迎えたGame2。一時は13点のビハインドを背負うも、セカンドユニットを中心にハードなディフェンスで千葉Jのオフェンスを停滞させ、3Qの終了間際に逆転に成功。その後もチームアイデンティティを貫き、17点差で快勝、チャンピオンシップに向けて大きな一勝を勝ち取った。
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―試合結果―
2025年3月1日(土)
三河 ● 96 – 98 〇 千葉J
(三河通算成績 26勝12敗)
1Q 三河 26–26 千葉J
千葉Jの高確率なアウトサイドシュートに苦しむが、レイマンが攻守にわたり躍動し同点に追いつく
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
先制点はデザインプレーから生まれた#54ガードナーの3Pシュート。千葉J#33ムーニーのインサイドアタックを許すが、すかさず#19西田(優)が3Pシュートをお返しする。
千葉J #34スミスに3Pシュートを決められると、#11久保田が3Pシュートを決め返すなど、序盤から激しい打ち合いとなる。しかし、千葉J#1渡邊、#2富樫の高確率な3Pシュートを止められず、15-21と先行される。
残り3分、タイトなディフェンスで千葉Jからボールを奪い取ると、#10レイマンが速攻から強烈なダンクを叩き込む。流れが来たとみるや#7長野も3Pシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻す。
千葉J #10ホグの3Pシュートでリードを許すが、#10レイマンの強烈なブロックショットから#54ガードナーが3Pシュートを沈め、同点に追い付き最初の10分を終える。
2Q 三河 53–49 千葉J (三河 27–23 千葉J)
ガードナーが15得点の爆発を見せオフェンスを牽引
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
#10ホグ、#12金近を中心にオフェンスを組み立てる千葉Jに対して、#54ガードナーが技ありのフローターや3Pシュートで対抗し、一進一退の攻防が続く。
開始2分、#27石井がハードなディフェンスで千葉Jのタフショットを誘発すると、#54ガードナーがパワーアタックからバスケットカウントを獲得して34-31と前に出る。
千葉J #34スミスの連続得点で同点に追いつかれるが、#10レイマンが狙い澄ましたスティールで千葉Jからボールを奪取。そのまま3Pシュートを決め切り43-40と千葉Jにリードを許さない。
オフィシャルタイムアウト明け、千葉J#1渡邊、#2富樫などの得点で逆転され流れが傾きかける中、#10レイマンの強烈なブロックショットで悪い流れを払拭。
残り47秒、#19西田(優)がファストブレイクを成功させると、#54ガードナーが3Pシュート時のファウルから獲得したフリースローをすべて沈め、53-49とリードを奪い返し、ハーフタイムを迎える。
3Q 三河 73–76 千葉J (三河 20–27 千葉J)

千葉Jの3Pシュートを止められず逆転を許す
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#13須田が体を張ったディフェンスで千葉Jのオフェンスファウルを誘発すると、#0オーガストがインサイドでファイトし主導権を奪う。#11久保田のキックアウトを受け取ったガードナーが3Pシュートを射抜くと、#19西田(優)もスティールから得点を重ね、60-51と千葉Jを突き放す。
しかし、その後はオフェンスが停滞。千葉J#34スミス、#33ムーニーの得点で3点差に迫られる中、#0オーガストのセカンドチャンスで踏み止まる。
残り4分、#0オーガストのスティールからアーリーオフェンスを展開すると、#19西田(優)がアーリーオフェンスを成功させ、徐々に流れを取り戻す。
#19西田(優)の3Pシュートや#54ガードナーのペイントアタックで千葉Jを突き放しにかかるが、千葉J#34スミスに一挙8得点を稼がれ、73-76と逆転を許し4Qに突入する。
4Q 三河 96–98 千葉J (三河 23–22 千葉J)
選手、ブースターが一体となり猛追を見せるがあと一歩及ばず
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
開始早々チームファウルが重なり苦しい展開に。#7長野がスピード感溢れるドライブでディフェンスを引きつけ#18角野の3Pシュートをお膳立てするが、千葉J#34スミスの3Pシュートを抑えられず、82-92と一気にリードを拡大される。
オフィシャルタイムアウト明け、ショットクロックがない中で#11久保田が3Pシュートを沈めると、#54ガードナーもペイントアタックで応戦し徐々に点差を縮める。残り1分半、千葉J#1渡邊の3Pシュートで10点差までリードを広げられるが、#18角野がスティールから3Pシュートを返上して追い上げムードを作る。
残り40秒には#18角野のドライブに#32シェーファーが合わせ、92-97と5点差に迫る。ファウルゲームを仕掛け、ブースターディフェンスで千葉Jのフリースローを3本連続落とさせるなど、選手・ブースターが一体となり千葉Jを追い詰める。
2点差を追いかける中迎えたラストポゼッション、セットプレーから放たれた#19西田(優)の3Pシュートは惜しくもリングに嫌われ試合終了、猛追及ばず96-98と悔しい敗戦となった。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
高いレベル”プレーオフ”のようなゲームができたと思っています。残り22試合、プレーオフのようなゲームができるように戦っていきたいです。
最後まで諦めずに、残り1分半で10点差をつけられている状態から、最後のポゼッションで同点もしくは逆転できるというところまで持っていくことができたことは選手たちを誇りに思っていますし、一体感のあるグルーヴを持てたと思っています。