G小林誠司 一軍キャンプ志願も求められる「あのミッション」とは
危機感の現れか。正捕手争いに臨む巨人・小林誠司捕手(32)がベテラン扱いを拒否、初心にかえって泥にまみれる決意を示している。
21日に行われたスタッフ会議の場で原監督は小林について言及。キャンプでは1、2、3軍のほか、ベテランや主力が調整を一任される「S班」も設けられる予定で、坂本、丸、中島、ウィーラー、中田といったメンバーに加え、当初は小林もそこに入っていたという。しかしそのことを伝え聞いた小林が「(1軍で)『俺、やる!』と言うから、『いいよ』と言ったんだけど(笑い)」と原監督は笑い交じりに、小林一軍メンバー入りの舞台裏を明かした。
本人の危機感は強い。注目を集める正捕手争い、今季は大城、小林に加えて原監督はプロ5年目を迎える岸田に期待をかけている。すでに岸田の積極起用を明言。そこには2人に足りない部分を求める気持ちもあるようだ。
「岸田はチーム内では声出し番長とも呼ばれています。明るくチームを盛り上げるのがうまい。リード面、打撃面ではまだ2人に及ばないかもしれませんが、チームを鼓舞する役割は捕手としても大事な要素となる。逆にいえばベテランの小林にもこれまで以上に、そういった姿勢が必要となる」(放送関係者)
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