巨人小林誠司が二軍でも21打数無安打 ネットでは「一軍へ戻して」の「署名運動」も
「世界のコバヤシ」と呼ばれた男が今、ピンチに立たされています。
球界屈指の強肩で知られる巨人の小林誠司捕手です。野球人としてのこれまでの歩みは順風満帆そのものでした。高校野球の名門・広陵高校では野村祐輔(現広島)とのバッテリーで2007年夏の甲子園準優勝。同志社大学を経て、社会人の強豪・日本生命で揉まれ、2013年のドラフト1位で巨人に入団します。
甘いマスクで女性ファンを中心に人気を博しながら、「ポスト阿部慎之助」として頭角を現し、2016年からは3年連続で100試合以上に出場。2017年にはWBC日本代表に選出され、打撃面でもチームトップの打率4割5分(20打数9安打)、1本塁打、6打点と大暴れ。よきタイミングでの投手に対する「声がけ」も評価され、その名を轟かせます。
そんな日本球界屈指のタレントが今、けがとの闘いというわけでもなく、長らく二軍生活を余儀なくされているから、事態は穏やかではありません。
スポーツ紙の野球担当記者は言います。
「巨人では打撃に優れた大城が正捕手の座をつかみ、守備面でも成長著しい。炭谷は経験に優れ、首脳陣としてはベンチに置いておきたい。4年目の岸田も声が出てチームを盛り上げるタイプ。バッティングもいい。小林の出番がなかなかないのもやむを得ません。今季は1軍出場は6試合のみ。打撃成績も1打席で1犠打ですから、評価はできません」
それでは、二軍で虎視眈々と牙を研いでいると思いきや-。
「小林はイースタンで4月26日現在、9試合に出場して21打数無安打です。これでは阿部二軍監督も一軍に推薦のしようがないでしょう」(前述の担当記者)