女子陸上の「フワちゃん」駅伝4レース31人抜き!負けなしピアスで「宇宙人」の異次元な走り
「フワちゃん」という名の怪物だ。
全国都道府県対抗女子駅伝が16日、京都で開催され、拓大のスーパー1年生、不破聖衣来(ふわ・せいら=18)は4区(4キロ)に登場。出身である群馬で、区間新記録をマーク。22位で受けたタスキを9位でつなぐ13人抜きの爆走を見せた。
身長154センチの小柄さを感じさせないダイナミックなフォームで、前をいく選手を並ぶ間もなく置き去りにした。異次元の走りに、指導する拓大の五十嵐利治監督は「一言で表すと、宇宙人。それに匹敵するというか、私の想像を全て上回ってくる選手。小細工なしの、力と力の勝負で勝てるのが彼女の一番の強みです」。
飛ぶ鳥落とす勢いとはこのことだ。駅伝シーズンになって、大ブレーク。昨年10月から出場した駅伝4レース連続区間賞。うち区間新が3度で、合計31人抜きというごぼう抜きで、注目を集めている。
◆10月=6人抜き区間新
全日本大学女子駅伝5区で、従来の区間記録を1分14秒更新する区間賞で9位から3位へ。
◆11月=2人抜きV
東日本女子駅伝9区で区間賞。群馬のアンカーとしてトップと38秒差の3位でタスキを受け、逆転優勝。
◆12月=10人抜き区間新
全日本大学女子選抜駅伝5区で、従来の区間記録を1分54秒更新する区間賞で12位から2位へ。
1 2