星稜高校初のプロ野球選手は?ドラ1は歴代何人?
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過去にドラフト1位指名されたのは2人だけしかいない。松井と、もう一人が慶応大を経て2001年に近鉄を逆指名して1位入団した山本省吾だ。
高校2年時にエースとして、星稜を夏の甲子園初の決勝進出へ導いた。今大会の準優勝はその時以来、2度目となっている。身長1m77と大柄ではなく、高校卒業はプロではなく慶応大へ進んだ。東京六大学リーグでは通算55試合に投げ、21勝14敗、防御率2・23の数字を残した。
技巧派左腕として先発、中継ぎこなすバイプレーヤーとして活躍。分配ドラフトを経てオリックスに移った後の2008年には、30試合で唯一の2桁となる10勝を挙げ、6敗、防御率3・38。オールスターに初出場し、初めて規定投球回にも達した。横浜、ソフトバンクを経て2013年限りで引退。通算287試合で40勝42敗2セーブ、防御率4・41という生涯成績だった。
他にもダイエーで盗塁王に輝いた村松有人外野手、同じくダイエーで3年連続2桁勝利を挙げた村田勝喜投手、南海・ダイエーで内外野こなす万能選手だった湯上谷ひろ志、伝説の箕島戦の先発出場メンバーであり中日・広島で代打の切り札だった音重鎮、同級生で現在も現役で活躍中の楽天・島内宏明外野手と巨人・高木京介投手ら、ファンに愛される個性派も数多い。
星稜史上3人目となる1位指名でプロの道に進むであろう奥川。偉大な先輩たちの後を追い、追い越すことができるか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]