「やっぱり賢い」阪神投手陣を引っ張った坂本誠志郎の”クレバーさ”を球界OBが強調「ベンチにいる時からずっと考えていたらしい」
阪神投手陣をリードした坂本の能力を高木氏も高く評価していた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
18年ぶりの優勝に輝いた阪神。チーム防御率2.63(データはすべて9月30日時点)はリーグトップで、セ・リーグ唯一の2点台をマークしており、投手力がとにかく群を抜いていた。その要因として能力の高い投手陣が揃っていることが挙げられるが、坂本誠志郎のリードも大きい。
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シーズン序盤は大竹耕太郎や村上頌樹の専属捕手として出場を続け、大竹(12勝、防御率2.13)はキャリアハイをマーク。村上は防御率1.75をマークしており、最優秀防御率のタイトル獲得はほぼ確実だ。坂本と組んだ投手がどちらもブレイクしており、そのリードセンスはかなり高く評価されている。
優勝の陰の立役者といえる坂本ではあるが、実際はどのような人物なのだろうか。現役時代に大洋(現DeNA)で活躍した高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。神宮球場で行われたヤクルト対阪神で阪神サイドに挨拶に行った際、そこで坂本と話した内容を振り返った。
高木氏は「(坂本は)梅野が出ている時からずっと(リードを)見てたって。『俺だったらここでこう投げる』『このカウントだったらこっちを投げさせる』と、ベンチにいる時からずっと考えていたらしい」と明かす。試合に出場していない時でも、自分がマスクを被っていることを想定しながらベンチから戦況を見ていたそうだ。