青柳晃洋を好リードした坂本誠志郎を球団OBが評価「球種を持ったピッチャーを上手くリードできる」
好リードを披露した坂本。青柳の次回登板でもマスクを被るか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
現在首位の阪神は近本光司が復帰し、森下翔太が好調を維持するなど打撃面での好材料が多いが、投手陣でもポジティブな要因は少なくない。とりわけ、7月29日の広島戦に先発して、7回1失点の好投を見せたエース・青柳晃洋の復調は、今後チームを間違いなく勢いづかせるだろう。
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今シーズンはなかなかコンディションが上がらなかった青柳はなぜ好投できたのだろうか。1980年代から90年代にかけて阪神でリリーフ、先発として活躍した中西清起氏が自身のYouTubeチャンネル『中西清起の虎の穴チャンネル』にて、その理由を語った。
まず中西氏は「本来の投球ができた感じがします」としつつ、「低いゾーンにボールを集めて、空振りだったりゴロアウトだったりを取っていく。その辺が青柳の特徴だと思う。そういう意味でかなり低いところに制球されてたと思う」と解説。
続けて、この試合でも広島は左打者をズラリと並べる青柳対策を講じてきたが、「しっかり左対策もできていたと思います。とにかく制球力が良かった」という。左右別の対戦打率を見ると右打者(.219)、左打者(.287)となっており、左打者を苦手としている青柳だが、相手の術中にハマらずに自分らしい投球ができたと振り返る。