開幕3試合ノーヒットから2戦連発の中日・細川成也 ”中田効果”が打線に好循環
前半戦が好調だった細川ではあるが夏場に失速。フルシーズンを戦い抜いた経験のなさが不調の要因として挙げられるが、他球団からの徹底的なマークにあったことも背景にある。昨シーズンの中日の得点数(390得点)が12球団ワーストだった通り、新外国人野手が軒並み結果を残せず、細川以外に長打を期待できる選手が出てこなかった。他球団に「細川さえ抑えれば」という意識を持たれ、厳しい攻めにあって状態を崩した部分は否めないだろう。
とはいえ、今シーズンは中田が加入したことにより、他球団としては細川以外にも神経をすり減らして抑えなければいけない打者が増えた。中軸としてのプレッシャーだけではなく、マークも分散されるようになったため、2日、3日の試合の好結果につながったのだろう。
中田の加入が早くもチームに好影響をもたらしており、ますます今後の戦いが楽しみになる中日。細川と中田が2人で60本塁打を記録することになれば、Aクラス入り、優勝争いも現実味を帯びてくる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】”勝負に徹する”立浪監督の3年目 今季の中日が「明るい」と言えるいくつかの理由
【関連記事】中日の先発ローテーションを大胆予想!4本柱を追う「プロスペクト」と「ベテラン左腕」らが浮上のカギに
【関連記事】中田加入でも中日の「4番」は細川成也 球界大物OBが指名「ナゴヤドームでも40本を打つポテンシャルを持っている」