阪神近本離脱ショック!チームの危機に期待される「陰のキーマン」
堅実な守備でも評価が高い木浪(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
首位を走る阪神に衝撃が走った。
4日、近本光司外野手の登録が抹消された。
近本は2日の巨人戦で、7回に相手の中継ぎ左腕、高梨雄平の投じた146キロのボールを右脇腹付近に受け、もん絶。そのまま右脇腹をおさえながら倒れ込み、しばらく立ちあがることができなかった。気丈にもその後もプレーに復帰したが、3日に病院で検査を受けた結果、右肋骨骨折と診断されたという。痛めた箇所も脇腹とあって、今後は慎重な調整が求められそうだ。
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開幕から好調を維持していたチームではリードオフマンの近本と、2番打者の中野拓夢のつながりが好循環を生んでいた。近本はこれまで73試合に先発出場して、打率.275、両リーグトップとなる44得点、リーグ最多の12盗塁をマーク、また今夏のオールスターのファン投票では両リーグ最多得票を獲得するなど、球界屈指の人気を誇っていた。
そして近本が抹消された4日の広島戦(マツダ)で「8番・中堅」としてスタメン出場したのは島田海吏外野手だった。昨年は123試合に出場、打率264、21盗塁とキャリアハイの成績を残し、俊足功打で存在感を示した。近本の穴を埋めるのは重責ともなるが、打撃の良さは知られるだけに、このピンチに力を発揮することが期待されている。