鈴木誠也、トレード放出報道で獲得待望論が噴出 再評価される年27億円の“高コスパ”「ベリンジャーの方がはるかに痛手は少ない」
持ち前のポテンシャルで声価を高めている鈴木。(C)Getty Images
ありとあらゆる動きが活発化している米球界の移籍市場。各球団の目論見が錯そうする中で日本人選手たちの動静にも小さくない影響が出始めている。
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現地時間12月6日には、鈴木誠也(カブス)に関するニュースも話題となった。米紙『New York Post』のジョエル・シャーマン記者が関係者の話として「カブスはコディ・ベリンジャー、もしくはセイヤ・スズキをトレードで放出し、浮いた資金を違うところに使うつもりだ」と報じた。
24年にポストシーズン進出を逃し、本格的な再建期に入ったカブス。それだけに高年俸の選手をトレードに出し、年俸総額の削減を図ろうと言うのは一種の常とう手段ではある。22年に5年総額8500万ドル(約100億3000万円=当時のレート)の大型契約を締結していた鈴木も2年総額3600万ドル(約55億4000万円)の契約を残しており、「緊縮」の対象になる可能性が論じられるのは必然だ。
カブスとの契約に全球団へのトレード拒否条項を盛り込んでいる鈴木が売り手市場に出るかは不透明ではある。しかしながら、彼がトレードを受け入れるのであれば、人気銘柄となるのは間違いない。24年は守備面でやや不安を残したが、打率.283、21本塁打、OPS.848とチームトップクラスの打棒を見せつけた。