「チームとしての守備力がもう一つ固まっていない」日本ハムが来季優勝を目指すために必要なピースは? 近鉄OB佐野慈紀氏の考察
一方でチーム失策はリーグ5位の「73」失策を記録。投打に強みを見せる一方で、「守備でのチャレンジが少ない。そういうところをレベルアップしていかなくてはいけない」と佐野氏はコメント。「守備というのはアグレッシブに行かないとレベルアップできないものなんです。そういうところが物足りないと思っています」とチームに足りないピースであると見る。
今季キャリアハイの8勝をマークした達孝太など若手の伸び盛りの投手を多く抱えるチームにおいては、守備力を高めれば、さらに勝利の上積みも期待できそうだ。
新庄監督就任以降の4年で着実にチーム強化につながっているのは多くの人が認めるところ。目指す頂まで、どのように歩みを進めていくか。来季の新庄ハムの戦いぶりも大きく注目を集めていきそうだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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