「魔神、聞いてる?と長嶋さんから言われて…」ハマの大魔神 佐々木主浩氏が明かした日本球界復帰時の”秘話”とは
佐々木氏は抑えとして、98年の日本一にも大きく貢献した(C)産経新聞社
「ハマの大魔神」で知られた佐々木主浩氏といえば、直球とフォークのコンビネーションを主体に並みいる打者を封じ込めたことで知られる。
1990年にドラフト1位で大洋に入団すると91年からリリーフとして活躍、95年からは4年連続リーグ最多セーブをマーク。特に98年には守護神として45セーブを記録するなど、チーム38年ぶりの日本一の立役者となった。
その後、海を渡り、2000年にマリナーズに移籍すると、メジャーでも同年に37セーブをマークし、新人王を獲得と輝かしいキャリアを築いた。
その後は再び、2004年に横浜ベイスターズに復帰となったが、実はライバル球団に移籍する可能性もあったという。
佐々木氏は巨人、西武、楽天でもコーチを務めた大久保博元氏のYouTubeチャンネルに出演。5月15日までに更新された動画内で当時の裏話を明かしている。
まずメジャー在籍時の話として、当時はアレックス・ロドリゲスなどもマリナーズに在籍した時代とあって、現在でも親交は続いているとした。ほかにも動画内ではメジャー時代の死球の扱いや乱闘などについて触れながら、話は自身の日本球界復帰時の出来事へ。偶然にも佐々木氏と当時、巨人軍の終身名誉監督を務めていた長嶋茂雄氏の行きつけの寿司屋が一緒という縁があったという。
当時のことを佐々木氏は動画内でこう語っている。久々の帰国で店を訪れたところ、長嶋氏と対面したとして「ミスター(長嶋氏)がいて『こんにちは。お久しぶりです』と言ったら、『魔神(佐々木氏)、聞いてる?』と言われた。『何ですか?』と聞いたら、巨人からマリナーズにオファーを出していたんですよ。聞いてなかったので、代理人に確認したら『実際に来ているよ』」と、驚愕の事実が明らかになったという。