巨人・大久保コーチ 小林再生に意欲 その裏で「危機感強めるコーチ」とは
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新生コーチ陣でリ・スタートとなった原巨人で新任の大久保博元打撃チーフコーチ(55)が存在感を強めている。
16日に行われた秋季練習では、近年は打撃不振が課題となっている小林誠司捕手(33)に熱を入れた打撃指導を行った。
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ミートポイントを前にするよう指導したことで、助言を受けた小林は早速フリー打撃で柵越えも放った。20年は打率・056、21年は・093と2年連続で打率は1割に満たず、今季も60試合で打率・148と打撃のてこ入れが急務とされる小林に関して大久保氏は「2割5分は打てますよ」と再生に太鼓判。西武時代には現在の「山賊打線」の礎を築いたとされる名コーチは早速、チームの課題解消に取り組んでいる。
すでに原監督ともチームの目指す方向性について意見交換を行うなど、精力的に動く大久保コーチの一方で、危機感を強めるコーチもいそうだ。
「近年の巨人は正捕手が固定できず苦しんでいる。その点では今季から一軍に合流した阿部コーチの力にも期待されていたが状況は変わらず。仮に大久保コーチの教えで今後、小林再生が果たされるようであれば、今までのコーチは何を教えてきたんだと見られかねません」(球界関係者)
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