「フジナミが信頼を得ることはなかった」藤浪晋太郎のメジャー1年目を米メディアが回想 安定感を欠いたシーズンと評価
新天地を探している藤浪に朗報は届くだろうか(C)Getty Images
2023年のMLBにおいて、藤浪晋太郎はアスレチックスからメジャーデビューを飾り、7月にはオリールズへのトレード移籍など、激動のシーズンを送った。現在はオリオールズからFAとなっている藤浪の今季を、米メディア『SBNATION Camden Chat』が振り返っている。
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現地時間10月23日(日本時間24日)に配信となった藤浪の特集記事では、「オリオールズではリリーバーとしての信頼を得られなかった」と綴っており、最後まで起用法が定まらなかったと評している。
同メディアは「ボルチモアはプロスペクトのイーストン・ルーカスと引き換えにシンタロウ・フジナミを獲得した」など、移籍の経緯を記しながら「フジナミは最初の2試合で失点を許したが、6試合連続無失点だった」と加入当初は安定感があったとしながらも「一つはっきりしたことが分かった。6フィート6インチの右利きは、ストライクゾーンに打ち込んだときは輝きを放っていたが、コントロールを欠くとすぐに崩れてしまった」と指摘。オリオールズの一員となった後も、コンスタントに結果を残せていなかったと強調した。
さらに「ヒューストン戦で3四球、3自責点だったフジナミは、ブルージェイズ戦では3奪三振のパフォーマンスで対抗した。オリオールズの指揮官ブランドン・ハイドにとって不運なことに、オリオールズは毎晩どのフジナミがブルペンから出てくるかわからなかった」と独特の表現で、好不調が大きかったものと伝えている。