春先の不振は脱却した!? “MLBワーストの防御率”でも奮闘を続ける藤浪晋太郎に期待したくなるワケ
もっとも、全体的に見れば、藤浪はまだまだ評価しがたい成績ではある。42.1イニングを投げて防御率9.57なのだが、これは30イニング以上を投げている299人の投手の中でワーストなのである。
とはいえ、6月1日時点で防御率が12.00だったところ考えれば、四死球で自らを苦しめ、何をやってもうまくいかなかった春先の不振は脱したようにも見える。さらに被打率.282と落ち着いてきており、本来の力でねじ伏せる投球が見せられるようにはなってきている。
先発ローテーションの一角を担うとされた入団当時の構想を考えれば、期待外れの感は否めない。とはいえ、中継ぎに配置転換された藤浪が何かを掴んだように日本球界屈指のパワーアームとしての本領は発揮しているのは間違いない。
はたして、今の相手を圧倒する投球をどこまで続けられるか。1年契約というルーキーイヤーから厳しい立場にある29歳。彼のメジャーでの生き残りをかけた奮闘から目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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