春先の不振は脱却した!? “MLBワーストの防御率”でも奮闘を続ける藤浪晋太郎に期待したくなるワケ

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奪三振でピンチをしのぎ、雄たけびをあげる藤浪。苦戦続きだった29歳が気迫のピッチングを見せている。(C)Getty Images

 苦戦続きだった右腕が少しずつ改善の兆しを見せつつある。藤浪晋太郎(アスレティックス)だ。

 現地7月1日に行なわれたホワイトソックス戦で、藤浪は10回から6番手として登板。1イニングを三者凡退に抑え、直後のサヨナラ勝利に貢献。今季チーム最多となる4勝目をマークした。

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 連夜の好投だった。前日の同カードで3番手として起用され、1回をわずか5球で抑えていた藤浪は、この試合では6-6で迎えた終盤に登板。タイブレークルールが抜擢され、無死二塁の局面でのマウンドだったが、危なげなく乗り切った。

 先頭のヤスマニ・グランダルを99.7マイル(約160.7キロ)の4シームで空振り三振に切って取ると、続くカルロス・ペレスはわずか1球でフライアウトに仕留める。その後、ザック・レミラードに死球を与えるも、最後はアンドリュー・ベニンテンディをカウント2-2から渾身の100.1マイル(約161キロ)の4シームで空振り三振としてねじ伏せた。

 ラストバッターを仕留めた直後には「シャーッ!」と雄たけびをあげながら、ガッツポーズを披露した藤浪。イニング数こそ「4」と多くはないが、これで3試合連続の無失点となった。

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