先発剥奪の藤浪晋太郎、指揮官は中継ぎでの覚醒に期待「リリーフの方が、2つの得意球種に集中できる」
防御率14・40と打ち込まれる藤浪は中継ぎで再起を目指す(C)Getty Images
アスレチックスの藤浪晋太郎は、今季4度の先発マウンドですべて黒星と結果を残すことができず、現地時間4月25日に中継ぎへの配置転換となったことが伝えられた。4度の先発のうち、8失点KOが2度、防御率14・40という苦しいマウンドが続いていることで、当面はリリーフでの起用となることが現地メディアで報じられている。
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メジャー公式サイト『MLB.com』では25日、藤浪のリリーフ転向についての特集記事を組んでおり、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督のコメントを掲載している。その内容は、今後の先発復帰も見通した上での一時的なものであるとの言葉が並んだ。
記事では、今季4度目の先発となったレンジャーズ戦の結果を受け、中継ぎへの変更を決定したとして「マーク・コッツェイ監督は、フジナミがアスレチックスのブルペンでの役割にシフトすることを明らかにした。この決定は、日本人右腕がメジャーリーグでの最初の4試合の先発で15イニングを投げ、12奪三振、12四球で防御率14・40を記録した後に下された」と綴っている。
その上で、今回のリリーフ起用の理由をストレートのコントロールを取り戻すためであるとして、コッツェイ監督が「彼はローテーションに戻ることができないと言うわけではないが、今、この短期間では、我々は彼をその方向(リリーフ)で評価するつもりだ」と語ったとしている。