阪神・藤浪 完全復活を目指す裏にある 「あの屈辱のことば」とは
忘れられない屈辱もある。長年の課題としてある制球難に関して、ネット上では「イップス」とささやかれたこともあった。
この点について藤浪は2021年1月1日号(20年12月18日発売)の写真週刊誌「フライデー」のインタビューの中でこう語っている。
「イップスというのは投げることすら難しい状態を指す言葉です。なのに『自分は違う』といくら否定しても聞く耳を持ってもらえない。ふざけんな、誰がイップスや!と本当に悔しかったですね」と当時の屈辱を振り返る。
一方、イップスというと深刻な状況にも受け取られがちだが、「意外と野球界にもイップスに悩む選手は多い。よくあるのは送球イップス。投球時に問題はないのに一塁へ送球する際にボールを大きくそらしてしまう投手などはいる。ある一定の動作において体がうまく動かなくなってしまう選手なども。そういった場合もとにかく求められるのは反復練習、繰り返し練習することで克服していく選手も多い」(球界関係者)。
今回の自主トレでも共に行った菅野からは直接対決に向け、愛情交じりに「ファンの方が待ち望むような戦いができれば。とりあえず頭に当てるなよとは言っておきました」と課題の制球難をいじられていた藤浪。もうイップスとは言わせない―、これらの冗談をあっさり笑い飛ばせるようになったときが完全復活の時となるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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