「怖くても右バッター立たさないとダメだな」NPB復帰の藤浪攻略に球界OBの見解 左打者並べた井上中日に"理解"も「楽だったと思う」

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 動画内で高木氏は藤浪登板試合に関して、中日の先発オーダーに注目していたとしながら、1人も右打者がいなかったことに驚愕させられたという。

 「抜け球があるからベストメンバーは組めない」と中日側は判断したとした。藤浪は1軍登板前のファームの巨人戦で7四死球、右打者に2死球を与えていた。

 そして藤浪が中日打線を抑えたことで高木氏も「左だと投げやすいんだよ」と、右打者への抜け球が課題とされる右腕のプレッシャー軽減につながり、「今日は楽だったと思う」と結果的に助けたという見方を示した。

 「右バッターがいないから1つの四球におさまった」とした上で、攻略法としては「だから怖くても、右バッター立たさないとダメだな」と続けた。

 残り40試合を切り、CS争いも佳境を迎える中、一つの星を奪っていくことに焦点を当てるのか、選手の怪我リスクを軽減させるかは難しい判断ともなる。

 この点に関して高木氏も井上一樹監督の判断に理解を示しながらも、今後の藤浪対策に関しては「左ばっかりだと同じことの繰り返し」「右(打者)だったり、ジグザグ(打線)だと」投げる藤浪も意識するところが生まれ、新たな攻略につながっていくと見る。

 動画内では他球団の戦いぶりについても触れている。

 中日は結果としてこの敗戦で3位DeNAとのゲーム差は5に広がった。13年ぶりのCS進出を見据えるのであれば、今後も予想される剛腕対策を改めて練り直す必要がありそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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