阪神・藤浪 今季初勝利で見られた「成長のポイント」とは

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 20日の巨人戦に先発した阪神藤浪晋太郎投手(28)が7回6安打1失点、無四球の好投で今季初勝利を挙げた。

 巨人戦での勝利は16年4月5日以来2328日ぶり。先発としての白星は昨年4月のヤクルト戦以来、実に491日ぶりとなった。

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 ファンの歓声が心地よかった。ヒーローインタビューに立った藤浪を巨人ファンも温かく迎えた。

 「先発で勝つのが自分の中で一番いいし、心地いいというか、その瞬間が本当に久々だったので、いい一日、いい試合だった」と感慨にひたった。

 今季は再び先発を直訴して迎えたシーズン。開幕投手を務めながら、12球団一ともいわれる優秀なピッチングスタッフを抱えるチームにおいて、自分の「居場所」を模索する日々だった。中継ぎを務めた時期もあったが、希望の先発で輝きを取り戻しつつある。

 勝利に結びついたのは、2試合連続無四球ピッチングだった点にもある。

 「藤浪といえば、荒れ球が持ち味といわれるほど制球力の問題があった。しかし最近は本人が上半身と下半身の連動がうまくできているというようにフォームも固まって、安定した力を発揮できるようになってきた。勝負の9月に向けて、チームにとっては明るい材料といえそうです」(放送関係者)

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