阪神・サトテル 「4番の仕事」の裏にあるチーム内から出た「屈辱の言葉」とは

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 阪神は19日の巨人戦(東京ドーム)に4ー0と勝利。先発の西勇が3安打完封したことに加え、若き主砲、佐藤輝明内野手(23)が、2打席連続適時打で4番の役割をしっかり果たしたことが大きかった。

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 先発の西勇はコーナーを丁寧に突くピッチングで巨人打線につけ入るスキを与えない。投手戦となる中、試合が動いたのは7回だ。好投を続けていた巨人・山崎伊が爪にヒビが入るアクシデントで緊急降板。代わった今村を佐藤輝がとらえた。無死二塁、カウント2ー2から浮いたフォークを左前に運び先制適時打をマーク。

 さらに8回だ。1点をリードし、二死一、三塁の好機にクロールの初球、甘く入った変化球を捉えた打球は中堅フェンス直撃の2点三塁適時打をマーク。会心の当たりに打った佐藤輝も塁上で大きく手を叩いた。

 屈辱を糧とした。ここ最近6試合は打率・050と極端な不振にあえいだ。チームは、コロナ禍で中野、大山、近本を欠く非常事態。「4番の力」がよりクローズアップされた局面でもあった。前カードのヤクルト戦2試合では4番を外され、6番に打順を下げられた。代わって4番に座ったロハスジュニアが攻守ともに奮闘する姿を見ているしかなかった。

 さらに闘志に火をつけたのは中野の電撃復帰にもあった。新型コロナ陽性判定を受けた中野が18日のヤクルト戦(神宮)から緊急昇格。「1番・遊撃」でスタメン出場し8回に適時二塁打を放つなど2安打1打点、1盗塁と復帰後すぐに走攻守に躍動、存在感を示した。

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