マリナーズが“魔改造”に着手 藤浪晋太郎、駆け込みメジャー昇格への課題は?「あまりにも繊細。“内面的”に没頭しすぎてしまう」

タグ: , , , 2025/3/22

 ゆえに獲得に動いた首脳陣も藤浪の“覚醒”に期待を寄せる。

 シアトルの地元ラジオ局『Seattle Sports』は、マリナーズのピート・ウッドワース投手コーチによる「フジには武器や道具がたくさんある。本当に大きな武器があるんだ」という熱弁を伝えた上で、「マリナーズは、藤浪があまりにも繊細で、“内面的”に没頭しすぎてしまうことが問題だと考えている」と指摘。「彼らは才能を信頼し、武器がそこにあることを知り、シンプルに身を任せてほしいと考えており、必ずしもメカニズムを完璧にする必要はないと強調している」と伝えた。

 同局曰く「ブルペンでのフジナミの投球を見た人たちは『どうやってバッターは塁に出るのか』と声を出して不思議がった」という。やはり制球難に課題があるとした上で、マリナーズのエースで、身長198センチのローガン・ギルバートを引き合いに「背が高くて、細身の選手は、ブルペンで何回投げても、試合で同じように再現するのは難しい」と断言。そして、ウッドワースコーチの藤浪に対する考えを記した。

「ローガンは投球フォームの練習に力を入れているが、それは実戦の場ではやっていない。マウンドに上がった時、彼はメカニックのことをほとんど考えていない。ここ2、3年で、彼はマウンドで自信を持つためにマウンドで完璧な動きである必要はないと悟ったんだ。そしてそれは、常にデリバリーの課題を繰り返し、すべてがメカニクスの問題だったと考える過去とは異なる、新しい考え方になっている」

 好投手を居並べるマリナーズの中で、“魔改造”を受ける藤浪は一皮むけるか。6日後に迫った開幕ロースター入りを目指し、奮闘は続く。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】藤浪晋太郎のマリナーズ入りに現地メディアも熱視線! 球団の“再生プロジェクト”にも言及「復活を目指す素材として注目」

【関連記事】藤浪晋太郎の葛藤 疑心暗鬼になっても消えなかった“夢”への渇望「アメリカに行って、肩を壊して引退することになってもいい」

【関連記事】今永昇太は今季終了後にFAの可能性も?米CBSがオフに条件次第でFAとなる10選手を特集

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム