阪神時代から大幅昇給のワケ 元同僚が語った藤浪晋太郎に才覚「ど真ん中に来るボールはハード。普通じゃない」
メッツ移籍で注目度が増している藤浪。そんな怪腕の凄みを元同僚が明かした。(C)Getty Images
わずか1年で大幅な昇給を果たした日本の怪腕に対する期待は高まっている。今月2日にメッツと単年契約を締結した藤浪晋太郎だ。
昨年に阪神からのポスティングで年俸325万ドル(約4億2000万円)の単年契約をアスレティックスと締結して迎えた昨シーズンは、序盤戦こそ制球難に苦戦。4月下旬にリリーフに配置転換され、7月にはオリオールズへのトレードも経験した。
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ただ、オリオールズに加わった7月以降に藤浪は徐々に復調。デビュー当時に30.86で「悪夢」とも揶揄された防御率は7.18にまで低下。9月だけを見れば、被打率も.190とほとんど打たれず。さらなる飛躍への期待を背負ってルーキーイヤーを終えていた。
そして複数球団からの誘いを受け、熟考の末に選んだのが、メッツとの契約だった。メジャー屈指の金満球団と交わした年俸は335万ドル(約4億9580万円)で、85万ドル(約1億2580万円)の出来高払いも付帯する。単年契約だが、阪神での最終年俸が4900万円(推定)だと考えれば、やはり上々のサインと言えよう。
投手陣にも実力派タレントが居並ぶメッツでは、守護神エドウィン・ディアスに繋ぐ中継ぎとしての役割が期待される藤浪。そんな29歳の右腕には同球団のOBも太鼓判を押している。現地時間2月16日、米ポッドキャスト番組『Mets’d Up』に出演したトレバー・メイ氏は「フジナミの誰よりも天井知らずなんだ」と激賞した。