防御率7点台でもなぜ年俸5億超え? 藤浪晋太郎が高額契約を手にできた理由を米サイトが分析「信じている証明だ」

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オリオールズで結果を残した藤浪。昨シーズン終盤に見せた快投が今回の契約に影響をもたらした。(C)Getty Images

 結ばれた契約金が日本人右腕に対する評価の高さを物語る。

 現地時間2月2日、今オフにオリオールズからFAとなっていた藤浪晋太郎がメッツと契約合意したとMLB公式サイトなどが一斉に報じた。

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 今オフはオリオールズとの再契約やレイズ移籍などさまざまな噂が飛び交った。そのなかで藤浪は、メッツと単年335万ドル(約4億9580万円)の契約を締結。そこに85万ドル(約1億2580万円)の出来高も付帯するため、最大420万ドル(約6億2160万円)を手にする計算だ。

 昨オフに阪神からのポスティングで年俸325万ドル(約4億2000万円)の単年契約をアスレティックスに入団した藤浪は、7月にオリオールズにトレードで入団。シーズン序盤こそ安定感を欠いていた右腕だが、移籍後は30.86にまで上がっていた防御率は7.18にまで低下し、9月の被打率は.190と安定。リリーバーとして声価を高めていた。

 ただ、藤浪の最終的な昨季成績は64試合の登板で、防御率7.18、WHIP1.49。お世辞にも「安定感抜群だった」とは言い難い。さらに阪神時代の最終年俸が4900万円(推定)と考えれば、メッツとの契約はかなりの昇給だと言える。

 ではなぜ、藤浪は大型契約を手にできたのか。日々各国球界の移籍情報を発信している米専門サイト『MLB Trade Rumors』は「フジナミは最後の48イニングで防御率3.94、空振り率25.6%、被打率.206を記録。上々の成績でルーキーイヤーを締めくくっている」と指摘。藤浪がシーズン終盤に見せた明確な成長をメッツが評価した結果だと論じている。

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