“ロマン投”はこのまま沈むのか 米マイナーでも「ワンマンショー」が続く藤浪晋太郎のもどかしい現況 日本球界復帰の可能性は?
もっとも、ポテンシャルは特大だ。とりわけ指にかかった速球に対する評価は抜群で、それはアスレチックス時代の同僚であるトレバー・メイ氏が「フジナミはとにかく並外れたアスリートなんだ。とくにど真ん中の速球は本当にハードだ。あれは普通じゃない」と公言したように、米球界でも周知の事実だ。
だからこそ、不良債権化しつつある現状が余計にもどかしい。
一部報道では日本球界復帰の道も囁かれている。30歳という一つの節目を迎え、メジャーリーグでのプレーがかなわない状況となれば、かつて獲得熱望を公言していた新庄剛志監督が率いる日本ハムを中心に争奪戦は必至と見られている。来オフにフリーエージェントとなる可能性を考えても、今シーズン中に何か動きがあるとは考えにくいが、はたしてどうなるか。
詳細は発表されていないものの、現地時間5月11日に7日間の故障者リスト入りを余儀なくされた藤浪。休養期間中の短期間では叶わずとも、このタイミングで再起の道を模索してもらいたいところ。
かつては大谷翔平(現ドジャース)以上の評価もあった。そんなロマン砲ならぬ“ロマン投”に、このまま沈んでほしくはない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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