西武痛恨!秋山復帰をお膳立てできなかった「あの理由」とは

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(C)Getty Images

 広島は27日、獲得に乗り出していた秋山翔吾外野手(34=前パドレス傘下3Aエルパソ)の獲得を正式発表した。交渉を担当した鈴木清明球団本部長自らも「ビックリした」という、驚愕の結末。日本球界復帰ならば古巣・西武が最有力と見られていたが、まさかの逆転劇となった。

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 秋山は広島入りを決断した理由について、鈴木球団本部長が交渉の際に口にした「来てもらえればカープの大きな財産になる」という口説き文句、またかねて自身の目標としている2000本安打の話題に触れてもらったことにも喜びを覚えたという。ダークホースともいわれたが、広島球団の誠意、熱意に動かされた形となった。

 「応援団」の存在も後押しした。広島には侍ジャパンで一緒に戦った菊池涼、会沢など気心の知れた選手も多く、同じ方向を向いて戦うイメージがわいたことも決めての一つとなったようだ。

 一方で日本球界復帰時の最右翼とされた西武には衝撃が走った。オーナーからも獲得指令が出されるなど、渡辺GMと秋山の間の「ホットライン」も知られていた。今回の交渉も1番最初に行われており、古巣である西武に帰ることが自然の流れとも見られていただけに今回の秋山の決断には驚きが広がった。





 一つには契約年数の問題がある。広島が提示したのは今季を含め3年契約。一方、西武は2年契約だったという。秋山は今年34歳シーズンを迎える。目標とする2000本安打には残り524本。野球人生の先を考えるならば、より長い形でじっくりと野球に取り組める環境を求めていた。

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