阿部巨人 接戦落とし4位転落 合流待たれる希望の光 直近5戦4発「ヤングジャイアンツ」の存在とは
チームが7回に逆転された直後の8回にも4番手・八木彬からまたも直球を捉えて、左翼スタンドにソロを放った。5、6号と2打席連発はプロ初、直近5試合で4発、20打数10安打で打率5割と急激に状態を上げてきた。
プロ2年目の今季はファームで桑田真澄二軍監督の下で改めて体作りや、状況に応じてのバッティングなど、プロとして生き残る道を学ぶ時間にあてられている。
また浅野といえば、昨年のプロデビュー時の光景がジャイアンツファンに鮮烈に焼き付いている。
昨年7月8日のDeNA戦(東京ドーム)、6回途中から代打出場で1軍デビューを飾ると初打席は空振り三振に終わり、そのまま入った右翼守備では右中間の当たりに足を滑らせて、ずっこけた。
続く8回の打席も連続三振に倒れたが、プロの球にフルスイングで果敢に向かっていく姿勢、また守備で思わぬミスをした後には登板していた菅野智之に突っ込まれるなど、笑いに包まれた「浅野劇場」がくり広げられたのだ。
プロ1年目から本塁打をマークするなど大器の片りんを見せ、常に笑顔を絶やさない明るいムードは今の停滞するチームにこそ求められるピースとなるかもしれない。
将来の中軸候補と見られる背番号「51」が再び1軍で見られるのはいつとなるのか。さらなる成長も期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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