移籍6試合目でもう球団記録更新、名門でも出色で際立つ大谷翔平の「爆速打球速度」
さらに驚くべきは、それだけの爆速二塁打でも、大谷自身の歴代打球速度では過去18位タイにしか相当しないということだ。大谷の過去最速打球速度は、2022年4月10日のアストロズ戦で放った119・1マイル(約192キロ)。この日の二塁打と同じように右翼線へ一直線に飛び、ワンバウンドでフェンスを越えるエンタイトル二塁打だった。上位4本はいずれも二塁打で、次いで2021年4月12日ロイヤルズ戦の右翼線への119・0マイル、2023年8月29日のフィリーズ戦での右中間への118・6マイル、2023年8月12日のアストロズ戦での右翼手を越える118・3マイルと続く。5位は2022年6月25日のマリナーズ戦での右中間本塁打の118・0マイル。ここまでの5本が118マイル越えだ。
ちなみに今季のメジャーリーグで、113マイル以上の打球速度を計測した安打は13本。そのうち大谷は最多の3本の安打を放っている。3月28日のカージナルス戦でのマイルズ・マイコラスからの右前打が113・0マイル、同30日同戦でのランス・リンからの右前打が113・9マイルだった。今季のメジャー全体で最速安打はパドレスのフェルナンド・タティスJr.が3月21日のドジャース戦の左前打でマークした116・7マイルで、この日の大谷の二塁打を上回るのはこの1本だけだ。
待望の移籍初アーチが飛び出す前から、名門ドジャースを驚かせ続けている大谷。球団の打球速度ランキングのレコードを、次々と塗り替えていくことが予想される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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