今季4度目の投票でいよいよ大谷翔平が「ナンバーワン」の座に!MLB公式サイト識者らの最強打者論争でも文句なし

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 まず一つ目がOPS。出塁率と長打率を足して算出され、メジャーリーグでは優れた打者かを見定めるために最も重視される数字の一つだ。大谷は現地15日現在で、両リーグトップの1.107(出塁率.431+長打率.676)をマーク。2位のブレーブスのマーセル・オズナの同1.024に大差を付けている。

 大谷のシーズンOPSで、過去最高だったのは昨季の1.066。44本で日本人大リーガー初の本塁打王に輝き、満票でMVPに選出された昨季以上の数字をここまでたたき出している。

 もう一つの数字が打席のおけるバレル率だ。バレルとはメジャーリーグにおいて長打が出やすいとされる打球速度と打球角度の組み合わせ。バレルの打球には打球速度が少なくとも158キロ以上必要とされ、その際は打球速度は26~30度の範囲と狭いのだが、打球速度が上がっていけばいくほど許容される角度も広がっていく。そのバレル率が16.1%で7打席に一度以上の割合でバレルの打球を飛ばしている計算になる。

 メジャー公式データサイトの『ベースボール・サバン』によれば、現地15日現在でも大谷のバレル率は15.7%で両リーグトップ。2位以下はヤンキースのアーロン・ジャッジが13.6%、ヤンキースのフアン・ソトが12.9%と続くが、こちらも大差で引き離している。

 他にもここ数日は打率、安打数、二塁打数、長打数、塁打数、長打率などあらゆる数字でリーグトップをキープし続けている。ついにMLB公式サイトの識者たちも認めざるを得なかったというところ。ちなみに2位は過去3回のパワーランキングで全て1位だった同僚でもあるドジャースのムーキー・ベッツで、3位はヤンキース・ソト。4位がブレーブス・オズナ、5位がアストロズのカイル・タッカーだった。

 どこまでトップの座を維持できるのか。米7年目にしてキャリア最高のスタートを切ったバットは、まだまだ快音を並べそうな気配だ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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