「アンチは感謝すべき」50-50に迫る大谷翔平の凄みを元MLB戦士が訴え「別次元。本当に評価すべきだ」
偉業に迫る大谷。彼が生み出す娯楽は米球界でもトレンドとなっている。(C)Getty Images
「50-50」。いま、米球界でこのワードを見ない日はない。話題の中心にいるのは、ドジャースで異彩を放つ大谷翔平だ。
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大谷の異次元の身体能力を物語る数字だ。現地時間9月7日時点で打率.289、45本塁打、46盗塁、100打点、OPS.986の好成績を収めている30歳は、史上初の“50-50”、つまり「シーズン50本塁打・50盗塁」に迫っている。
トピックの切り取り方は多岐にわたっている。大半は大谷が「また史上初の快挙」をやってのけるかいなか、そしてどれだけ凄い記録なのかというシンプルなものだ。しかし、一部ではMVPの価値があるかどうかも論じられている。
そうしたムーブメントの中で、あらためて声価を高めているのは、「打者・大谷」のポテンシャルだ。右肘に執行した手術の影響もあり、今季はフルタイムの指名打者(DH)としてプレー。いわゆる“打者専任”となっているのだが、メジャー挑戦当時に「高校生レベル」と断じられもしたところから前人未到の領域に迫る成長と能力はやはり凄まじい。
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