大谷翔平が決勝マウンドで初バッテリーを組んだ女房役に確認した 「ポイント」とは
大谷はWBC後も二刀流としてフル回転の活躍を続けている(C)Getty Images
エンゼルス・大谷翔平がまたも金字塔を打ち立てた。現地時間7月27日(日本時間28日)に敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダーに出場、第1試合では投手として、9回を投げ1安打8奪三振で自身メジャー初の完封勝利をあげると、続く第2試合では野手として、ホームランキング独走となる、37号、38号を記録した。注目を集めたトレード期限を前に、エンゼルスはプレーオフ進出を目指し、放出しないことを決断。大谷にとっても希望した形となり、ますますの活躍が期待されている。
このままいけば、自身初の本塁打王、MVP獲得など記録ラッシュとなりそうな大谷の今シーズンの幕開けといえば、WBCの活躍も多くの人々の記憶に鮮烈な印象を残したといえる。
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WBCでは投打でフル回転をしたほか、先頭に立ってチームを鼓舞する姿も話題を集めた。
また米国で行われたアメリカとの決勝戦では9回にクローザーとしてマウンドに上がり、最後はエンゼルスのチームメイトでもあるマイク・トラウトを空振り三振に打ち取ったシーンも「ドラマでもありえない」など多くの話題を呼んだ。
そんな大谷と世界一の瞬間にバッテリーを組んでいたのが、ヤクルトの中村悠平捕手だ。
その世界一を達成した際のエピソードについて、中村と元ヤクルトでチームメイトであった上田剛史氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、明かしている。
WBC後に中村と電話をする機会があったという上田氏によると、世界一がかかった9回に大谷とバッテリーを組んだ中村だが、実はそれまでブルペンを含め一度も大谷の球を受けたことがなかったという。
それゆえ、投球直前にマウンドで会話をした際、大谷から「僕のスライダー捕れますか?」との一言があったというのだ。
最高峰の侍ジャパンメンバーに選ばれ、ヤクルトの正捕手として日本一にも導いた中村。その実力を自負し、「さすがに捕れないことはない」と思ったというが、いざ受けると、これまで見たことがない曲がり幅に大いに驚いたと話したという。