「我々を一人で叩きのめせる」敵将と右腕が語った大谷翔平を“避けた”理由 本拠地ファンの野次に「理解できない」とも
さらに47歳の指揮官は、地元ファンの容赦ないブーイングをふまえ、こう語っている。
「誰もがショウヘイの打撃を見に来ているのは知っている。じゃあなんで昨日の試合でピッチクロック違反によって審判が彼を歩かせたときにブーイングが起きなかったのかは不思議だね。理解できないよ」
さらに実際に勝負を避けるように命じられた投手も申告敬遠に理解を示している。5回にマウンドに立っていたポール・ブラックバーンは、「敬遠が間違っているとは思えない。正しい策だと思うよ」と持論を語っている。
「あの男には信じられない力がある。たった一振りで試合を変えてしまうからね。あの打順の巡りの中で、オオタニではない他の誰かと勝負に行くのは、あの状況において正しい行動だと感じるね」
地元ファンのブーイングに晒されようとも、アスレチックスの面々はプロとして勝ち負けにこだわる姿勢を貫いたのである。大谷への度重なる敬遠には勝負師としてのプライドが見えた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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