2度の満塁も活かせず…ドジャース、13残塁の拙攻に地元記者も嘆き「オオタニらが出たら普通は負けるはずがない」
6試合連続安打を放った大谷だったが、この日もチームの勝利には結びつけられなかった。(C)Getty Images
またしても拙攻が悪目立ちする展開となった。
現地時間4月20日、ドジャースは本拠地でメッツと対戦。4回に勝ち越されてから差を広げられ、4-6で競り負けて3連敗。「2番・指名打者」で先発した大谷翔平は5回の右越え二塁打で6試合連続安打をマークするなど2打数1安打3四球でチャンスメイクを果たすも、勝利には結びつけられなかった。
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試合後に地元スポーツ専門局『Sports Net LA』の取材に応じた大谷が「投打が噛み合っていないのはありますけど、それでも全試合近い点差で粘っていると思いますし、そこはみんな必死になってやっている」と漏らしたように、ドジャースはこの日も僅差の展開をモノにできなかった。
先発したギャビン・ストーンが4回途中、5四球、被安打4、2失点で降板。同点で迎えた6回には3番手のライアン・ブレイシアがスターリング・マルテに痛恨の勝ち越し3ランを被弾……。一方の打線も6回と8回に巡ってきた2度の満塁の絶好機を生かせず。合計13残塁の拙攻が響いた。
ドジャースが本拠地で3カード連続の負け越しとなるのは、2005年以来の出来事。そんな現状においては投打ともに解決すべき問題はあるわけだが、現時点で何よりも痛恨なのは、強力打線による援護の少なさだ。
今季の得点圏でのチーム打率(.249)と同OPS(.675)で、ともにMLB全体で21位。三振数に至ってはリーグ最多(61)を数えている。元々「どこまで打線が投手陣の不安を払しょくできるか」が課題と見られていたチームだけに、攻撃陣の“火力不足”はやはり看過できない。