NPB側からも漏れた「大谷翔平の影響力」 MLB重役が告白した“日本球界へのリアル評”「今は日本市場を最優先にしている」

マンフレッドコミッショナーは、大谷のもたらす影響力を強調した。(C)Getty Images
いまや日本スポーツ界のアイコンともなっている大谷翔平(ドジャース)。その存在は、日米両球界の貴重なつなぎ役ともなっている。
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誰もが認める二刀流スターの価値を「凄まじい」と語るのは、MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーだ。今春に東京ドームで実施されたMLBの開幕シリーズを「成功だと思っている」と声高に話す同氏は、MLBの公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」で「(日本の野球熱は)とてつもない。とくにショウヘイ・オオタニは東京で3ブロックも進めば彼の顔を見るくらいだ」と強調。そして、同シリーズ開催期間中にNPBの榊原定征コミッショナーら関係者たちとの交わした会話の内容を明かした。
「彼らはショウヘイをはじめとする日本人選手がアメリカで成功することが日本国内の野球発展にものすごい効果をもらしていると話してくれた。若い世代の、運動神経の高い子どもたちがどんどんと野球に惹きつけられているらしい」
実際、今春のドジャースとカブスによるMLB開幕シリーズは、凄まじい数字を叩き出した。MLBが日本で公式戦を実施するのは6年ぶりであったが、グッズ販売の売り上げは4000万ドル(約59億6000万円)を記録。さらに開幕2連戦の平均視聴者数が2400万人を超えるなど莫大な経済効果を生み出した興行となった。