世界に示した“圧倒的な価値” 米放送局は今季終了を待たずして大谷翔平のMVPを確信「反論をする人は、よほど無知」
投打で違いを生み出し続けている大谷。そのパフォーマンスは米メディアにMVPを確信させるものになっている。(C)Getty Images
投打における規格外の活躍は連日の話題となった。今シーズン前半戦での大谷翔平(エンゼルス)が巻き起こしたセンセーションは球界を席巻した。
メジャー6年目にして、大谷はより進化を遂げた感がある。打っては32本塁打でキングを独走。さらにOPS(1.060)は両リーグで唯一「1」を超えるハイスタッツを叩き出している。さらに彼は投手として16先発で、被打率(.189)と奪三振率(11.84)でリーグ1位に君臨。WHIP(投球回あたりの与四球+被安打)も1.10を記録するなど、「エース」と呼ぶにふさわしい成績を残している。
【動画】驚愕の150m超えアーチ 大谷翔平の「超」特大弾を見よ
スラッガーとして球界屈指の実力を発揮しながら、エースとしての役割も全うする。観る者を魅了し、虜にさせ続けた大谷だけに、早くもシーズンMVPに推す声は強まっている。
米スポーツ専門局『CBS Sports』は、今シーズンのメジャーリーグにおける各賞を予想する記事で、アメリカン・リーグのMVPに大谷を選出し、「これは僅差とかっていう次元ではない。ライバルとの明確な差がある」と断言。天才が残したさまざまなスタッツを紹介したうえで、次のように理由を記している。
「オオタニをMVPに選ぶことに対する反論をする人は、よほど無知な人か、何らかの理由があって意図的に彼の名前を挙げないようにしている人だろう」