成績抜群なのになぜ懐疑論? 大谷翔平のMVP受賞が「再考する必要がある」と論じられる事情とは
こうしたチーム状況をふまえ、大谷のMVPに懐疑的な意見を呈する論調は意外に少なくない。現地9月25日には、『MLB Network』の解説者で、今春に開催されたWBCのアメリカ代表監督でもあるマーク・デローサ氏は「MVPの議論を再考する必要がある」と断言。そして、こう持論を説いていた。
「最高の成績=MVPという考え方は違うと思っている。皆さんは『エンゼルスでプレーしているから、彼のせいではない』と言うかもしれないが、たしかにチームは低迷しているんだ。ショウヘイ・オオタニは寝そべってMVPを獲得すべきじゃない。もちろん、怪我は過失で起きてしまったことではないが、純粋な成績を評価するために、ハンク・アーロン賞やサイ・ヤング賞やその他の賞がある」
圧倒的な個人成績を見る限り、やはり大谷のキャリア2度目となるMVP受賞は揺るぎない。しかし、あまりに競争力のないパフォーマンスに終始したエンゼルスのチーム状況が原因で、受賞に一部の関係者からケチがつけられる可能性はゼロではなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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