「毎日見るようにならないと彼の本当の偉大さはわからない」今季1号の裏に大谷を支えたナインの絆とは
キケ・ヘルナンデスがチームメイトの大谷について語った(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平にいよいよ待望の今季1号が飛び出した。4月3日(日本時間4日)に行われたジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。状態が心配されていたが、今季9試合目の試合でアーチをかけた。
1点リードの7回2死走者なしの4打席目、3番手左腕、テイラー・ロジャースの外角高めシンカーを捉え、右中間に1号ソロを運んだ。打った瞬間にそれと分かる強烈な打球の飛距離は430フィート(約131メートル)という圧巻の一打となった。
試合後のインタビューでは本塁打が出なかったことで「あせりがあった」と率直な心情を吐露する場面も。ここ数日は体調不良だったことも明かし、待望の1発が出たことでホッとした表情を浮かべるシーンもあった。
大谷にとっては開幕からここまでは怒涛の日々となった。韓国で行われたパドレスとの開幕戦後に長く専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関わっていたことが発覚、球団を解雇されるという異例の事態となった。大谷自身も会見を行うなど対応に追われる中、支えたナインの存在も大きかったようだ。
内外野を守れるドジャースの“便利屋”ともいうべきキケ・ヘルナンデスが、大谷翔平について「AM 570 LAスポーツ」の専門番組「Dodger Talk」で語っている。
FAになっていた32歳のヘルナンデスは、ドジャースと再契約して残留した。そんなヘルナンデスが大谷について「(大谷を)毎日見るようにならないと、本当の偉大さはわからない」と番組内で話している。