4戦4発の無双ぶりにお手上げ 大谷翔平の“凄まじさ”にレ軍指揮官が脱帽「オオタニは我々をコテンパンにした」
試合を決定づける一打を放った大谷。その特大アーチに敵将も舌を巻いた(C)Getty Images
さすがの名将も、無双状態となった大谷翔平(エンゼルス)にはお手上げなようだ。
現地6月15日に敵地で行なわれたレンジャーズ戦で、大谷翔平(エンゼルス)は「2番・投手兼DH」で先発出場。投手としては6回(99球)を投げて2失点の粘投で今季6勝目。打者としても8回表に今季22号の2ランホームランを放ち、投打でチームの勝利に貢献した。
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最大の見せ場となったのは、やはり試合の趨勢を定めた8回表の2ランだ。対峙した左腕ブロック・バーローが投じたアウトハイへの86.5マイル(約139.2キロ)のカットボールを強振。初速109.4マイル(約176キロ)で放たれた打球は、左中間方向へと飛距離を伸ばし、443フィート(約135メートル)の左中間スタンド2階席に着弾した。
これでアメリカン・リーグ西地区首位をひた走るレンジャーズとの4連戦で驚異の4発目とした大谷。しかも、その間に打率.583、出塁率.737と図抜けた数字も残している。強敵との連戦で勝負強さを発揮した天才には、敵将のブルース・ボウチーも「すごいよ。それ以外には何も言えないね……。いったい何を言えばいいんだい?」と舌を巻いた。
かねてから大谷を「私の野球人生で彼のような選手を見られるなんて思わなかった。彼はベーブ・ルースがプレーした100年後に同じことをしている」と賞賛してきたボウチー監督。図抜けた実力を認め、高く評価してきたからこそ、この4連戦での活躍には笑うしかなかった。試合後にレンジャーズの地元局『Bally Sports Southwest』の取材に応じた68歳の指揮官は、次のようにも語っている。