ジャッジ派のNY紙記者も白旗宣言! 大谷翔平の快進撃にMVPを断言「球宴を前に争いは終わった。本当に完全決着だ」
32号を放ってシーズン前半戦を締めくくった大谷。復調ぶりを見せてオールスターに向かう偉才にベテラン記者も唸った。(C)Getty Images
キャリアハイペースで打ち込んでいる大谷翔平(エンゼルス)の快進撃は止まらない。
現地7月8日に敵地で行なわれたドジャース戦に「1番・指名打者」で先発した大谷は7回表の第4打席に5試合ぶりとなる今季32号ホームランをマーク。サイクルヒットにあと二塁打1本と迫る5打数3安打3打点を記録した。
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7月は打率.100(20打数2安打)とやや低調な滑り出しとなっていた背番号17だが、オールスターブレイクを前に復調ぶりを感じさせた。右中間スタンドに放り込んだ32号アーチは、相手右腕マイケル・グローブの甘く入ったスライダーを見逃さなかった貫録の一打だった。
これでシーズン前半戦を終えた大谷。今季の投打の活躍は文字通り歴史的だ。
オールスターブレイクを前に32本塁打を打ったのは2021年(33本)以来となったのだが、MLBの歴史においてこれを達成したのは過去に4人しかいない。いずれもマーク・マグワイア、サミー・ソーサ、ベーブ・ルース、ケン・グリフィーJr.という球史に残る強打者ばかりであり、これを大谷が投手としてエース級の働きを続けながら達成した事実は、今の彼がいかに凄まじいかを物語っている。
この前半戦で打者としては、打率.302、32本塁打、71打点、OPS1.050、長打率.663、11盗塁と図抜けた成績を残した大谷。そんな偉才には米球界の名物記者もおもわず手のひら返しで賛辞を送っている。