盗塁は楽になったのか? 年間50盗塁に迫る大谷翔平の“走力軽視”に米記者が異論「技術は本当に並外れている」

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 だが、純粋に大谷の技術を評価する声が尽きないのも事実だ。米老舗誌『Sports Illustrated』で、トム・ベルドゥッチ記者は「新しいルールで盗塁はずっと簡単になったんじゃないか?」という問いに対して「今シーズンのメジャーリーグにおける盗塁成功率は78.7%と前年(80.6%)を下回っている。各チームはより良く守ることで適応してきている」と指摘。その上で、こう論じている。

「オオタニの盗塁がヘンダーソンの時代より楽かと言われれば、それほどでもない。それに彼はドジャースが4点差以上つけている試合では、盗塁を試みたことがない。彼の盗塁のほとんど(24個)は、ビッグイニングになる可能性が低い2アウトの場面で決めている。そして、適切なカウントで、適切な投球を選ぶコツを彼は心得ている。その技術は本当に並外れている」

 ルール変更によって、走者が有利になった面は少なからずある。だが、それだけで大谷の技術を論じてしまうのは、やはり勿体ない。50盗塁に迫る彼の身体能力とスキルは評価されてしかるべし、だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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