MVP論争を集結させる54HRで防御率2.87の衝撃事実 大谷翔平の異次元さに米解説も断言「シュワバーが残り試合で5発を打てば…」

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投打で凄まじい成績を残し、存在感を示している大谷(C)Getty Images

 レギュラーシーズンの終幕が間近に迫り、大谷翔平(ドジャース)の異能ぶりが際立ってきている。

 今年6月に投手として実戦復帰した大谷は、今季に投打二刀流を再始動。打っては打率.279、54本塁打、101打点、144得点、20盗塁、OPS1.006と強打者のそれと言えるハイアベレージを記録。一方で投手としてはリハビリによる制限下に身を置く中で、14先発(47イニング)を消化。防御率2.87、WHIP1.04、奪三振率11.87の支配力を発揮している。

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 群雄割拠のメジャーリーグにあって、「54本もの本塁打を打つ強打者が、防御率2.87の投手でもある」という事実は、まさに衝撃。改めて大谷がいかに不世出の傑物であるかを物語っていると言えよう。

 そんな大谷の凄みをふたたび目の当たりにしている米球界内では、「大谷をMVPにするべきだ」という声が日増しに強まっている。今季のナショナル・リーグは、56本塁打を放っているカイル・シュワバー(フィリーズ)や、シーズン40-40(40本塁打、40盗塁)に2盗塁と迫るフアン・ソト(メッツ)など、例年以上にライバルは多い印象だが、二刀流戦士には及ばないという見方は確固たるものになりつつある。

 ドジャースの地元局『Sports Net LA』の解説を務める球団OBのジェリー・ヘアストンJr.氏は、「私は彼がMVPになるだろうと考えている。彼はあまりに多くのことを成し遂げているからね」と指摘。さらに一部で議論される投票者による“大谷疲れ”の懸念に対しての異論も交えた自身の考えを展開している。

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