大谷翔平のMVPは「不調に陥らない限り毎年」 米名物記者が“当確”を断言「もはや唯一の見どころは、誰がオオタニの次になるか」

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55本塁打と防御率2.87をマークした大谷(C)Getty Images

 現球界で「唯一無二」の投打二刀流の価値が改めて評価されている。

 現地時間9月28日にメジャーリーグはレギュラーシーズンの全日程が終了。ドジャースの大谷翔平は、敵地でのマリナーズ戦でキャリアハイとなる55号本塁打を放ち、二刀流を再始動させた1年をド派手に締めくくった。

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 投打に渡る偉才に娯楽は尽きなかった。今年6月に投手として実戦復帰した大谷は、計158試合に出場。打っては打率.282、55本塁打、102打点、146得点、20盗塁、OPS1.014と強打者のそれと言えるハイアベレージを軒並み記録。一方で投手としては、徹底した投球制限をかけられる中で、14先発(47イニング)を消化。防御率2.87、WHIP1.04、奪三振率11.87の支配力を発揮した。

 さらに打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標『WAR』も、MLB全体で2番目となる9.2を記録。大谷は衝撃的な結果でもって、改めて不世出の傑物であるかを示したと言えよう。

 ゆえに巷では、日本人選手として史上最多4度目のMVP受賞を楽観視する意見が強まっている。今季のナショナル・リーグは、大谷を上回る56本塁打を放った大砲カイル・シュワバー(フィリーズ)や、“望外”の盗塁王(38)ともなり、シーズン43発を放ったフアン・ソト(メッツ)ら「有力候補」と見られるライバルが居並んでいるが、いずれも投打で違いを生み出した天才には及ばないという声は根強い。

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