「残留させるのがさらに厳しくなる」トラウト離脱で風雲急か 大谷翔平トレード説が根強く主張される背景
市場からの注目が一層高まっている大谷(C)Getty Images
プレーオフ進出を目指しているエンゼルスに一気に暗雲が漂ってきた。
現地時間7月4日(日本時間5日)、主砲、マイク・トラウトのIL(負傷者リスト)入りが決定した。前日のプレーで左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折しており、本人は最短期間の復帰を目指すと話しているが、長期離脱は避けられない情勢となった。
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また主砲の離脱により大谷翔平にも様々な影響を及ぼすと見られている。トラウトと大谷の2本柱で攻撃を担っていたチームで片方を欠くとなれば、すでにキング独走の31号をマークしている大谷との勝負を他球団が避けることも予想される。46本をマークした2021年シーズンも8月、9月とプレーオフ線上の球団から徹底的な四球攻めになった経緯もある。
また今オフにFAを控える大谷の去就にも少なからず影響すると米誌は指摘する。
米経済紙フォーブス(電子版)は「マイク・トラウトの離脱により、エンゼルスはプレーオフへの道とショウヘイ・オオタニを残留させるのがさらに厳しい状況に」との見出しで記事を掲載。
その中で「トラウトの負傷は、8月1日に期限を迎えるトレードにおいて、エンゼルスの戦略に影響を与えるのはほぼ確実」として、主力が次々と故障者で欠く現状を踏まえて、戦略変更もありうるとした。
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