大谷翔平とトラウトのトレード放出を提唱! MLB通算696本塁打の大打者が論じた“大胆プラン”「オオタニは最高の資産だ」
規格外の活躍を見せ続けている大谷(右)。この堂々たるパフォーマンスにロドリゲス氏(左)も太鼓判を押した(C)Getty Images
球界でも指折りの実力を持つスーパースターが集う場でも大谷翔平(エンゼルス)の話題は尽きない。とりわけ巷を賑わせる彼の去就にはレジェンドも夢中となった。
今季は開幕から絶好調だ。チーム内の投打成績で19冠という圧巻のスタッツを残して前半戦を終えた大谷は、今オフにFA(フリーエージェント)となる契約もあって、現地8月1日に締め切りとなるトレード市場での動きにも注目が集まっている。
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もっとも、マイク・トラウトら主力に多くの怪我人を出しているエンゼルスだけに、「大谷を売らない」というのがもっぱらの見立てだ。しかし、前半戦を終了する直前に勝率5割を下回り、悲願のポストシーズン進出が不安視されているチーム状況から将来的な再建に舵を切るべきと論じる識者も少なくない。
かつてメジャーリーグで通算696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲス氏も、大谷のトレードにポジティブな見解を示している。オールスターゲームを翌日に控えた現地7月10日、米スポーツ専門局『FOX Sports』の特別番組にゲスト解説として登場した名スラッガーは、エンゼルスへの再建案を論じた。
「いまの彼らが置かれた立場は非常に深刻だ。大胆な行動が必要だと思っている。私が5年以内にワールドチャンピオンになれると考えるのは、まず大谷をトレードし、次にトラウトをトレードに出す。そしてドラフトの指名権を得て5、6人の有望な選手たちを獲得する。そして次にすべきなのは、テオ・エプスタイン(元レッドソックスGM)のような優れた人物を招聘し、すべてを託すことだ。決して時間はないが重要な一手になる」