大谷翔平のトレード退団は「信じられない苦痛」 揺れるエンゼルスに米メディアが見解「勝てるチームを構築できていない」
無論、大谷を失うのは小さくない損失だ。MLBの移籍情報に詳しい米専門サイト『MLB Trade Rumors』は「不可能を可能とした唯一無二の選手がいるにも関わらず、エンゼルスは勝てるチームを構築できていない」とバッサリ。エンゼルスにとってのトレードの重みを論じている。
「史上最もユニークな才能を持った選手をトレードで出すことは間違いなく信じられないほど苦痛であり、球団イメージを広報していく意味でも悪夢となるのは言うまでもない。しかし、彼をトレードに出さないということはポストシーズン進出を逃し、オオタニがフリーエージェント後に何もできずに去っていくという最悪のシナリオを含んでいる」
マイナー組織が枯渇気味のエンゼルスが大谷をトレードで出す交渉条件に、最低でも各球団のトッププロスペクトを複数含むのは必至だろう。2か月後にFAとなる選手の獲得と言うことを考えれば、買い手としてもリスクが伴う。ゆえに実現しない可能性も小さくない。
さまざまな仮説が立てられるなかで、苦境のエンゼルスはいかなる決断を下すのか。球界で異彩を放ち続ける男の去就に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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